ウェブサイトを制作するためのHTMLやCSSというマークアップ言語について聞いたことがあるかもしれません。これらは、ウェブサイトの見た目の部分、つまり、フロントエンドの実装を担う広義のプログラミング言語と言えます。
一方、ウェブサイトには、入力値をサーバーに保存したり、保存したデータを引き出したりと、動的な処理が求められる場合も少なくありません。それを可能にするのが、バックエンドの実装を担うプログラミング言語です。
バックエンドの実装を担うプログラミング言語には、RubyやPerlを初めとするさまざまな言語が存在します。しかし、その中でも最もシェア率が多いのがPHPというプログラミング言語です。これを用いれば、サーバーサイドの処理やデーターベースとのやりとりが可能となり、サインインの状態管理や入力値に応じた状態の変更など、動的な処理が可能となります。HTMLとCSSばかりで作られた静的なウェブサイトと比べ、その可能性は大幅に向上するでしょう。
また、PHPはWordPressを初めとするさまざまなウェブフレームワークにも採用されており、PHPの知識さえあれば、既存のテーマの改良やカスタマイズも可能となり、よりオリジナリティーの高いウェブサイトを作ることができるでしょう。
そして、小さな改造に慣れてきたら、自分でプラグインを作成し、そのプラグインを一般公開することもまた良しです。自分の作成した機能を他の人にも利用してもらうことは、プログラマーとして、その言語のコミュニティーに貢献できる喜びを味わうことができるはずです。
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